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月別アーカイブ: 2025年7月

野口建設工業の建設日誌~新幹線工事~

皆さんこんにちは!
野口建設工業株式会社、更新担当の中西です。

新幹線工事ってどんな仕事?

日本の大動脈を支える“現場のリアル”🚄

今回は、「新幹線工事ってどんなことをしているの?」「どんな人たちが関わっているの?」という素朴な疑問に、現場目線でお答えしていきます!


新幹線工事は“時間”と“精度”との闘い

新幹線の工事と聞くと、「線路をつくるのかな?」というイメージが強いかもしれません。
でも実際には、それ以前の地盤改良・橋脚・高架・トンネル・軌道敷設・信号通信工事など、多岐にわたる工程があるんです。

特に新幹線の工事は、一般的な鉄道よりも厳しい基準が求められます。

  • 1ミリのズレが許されない高精度な軌道設置

  • 地震や風圧を想定した強固な構造物の構築

  • 周囲の環境や景観への配慮

など、まさに「国家プロジェクトレベル」の重責と技術が必要な工事なんです。


工事の進み方をざっくり解説!

では、実際の新幹線工事はどんな流れで進んでいくのでしょうか?
大まかに分けると、以下のようなステップがあります。

1. 調査と設計

まずは地形や地質を詳しく調査し、地盤の強度、地下水、既存インフラとの干渉などを調べます。それを元に、橋梁にするのか、トンネルを掘るのかといったルートの設計を決定します。

2. 土木工事(基礎・高架・トンネルなど)

線路を通す地盤を整えたり、高架橋を作ったり、必要に応じてトンネルを掘ったりと、線路を支える構造物を作っていきます。ダイナミックでスケールの大きい作業が続きます!

3. 軌道工事

新幹線の“命”とも言えるレールの敷設。わずかなゆがみも許されないため、レーザーやGPSなどの最新技術を駆使して、ミリ単位の精度で軌道を設置していきます。

4. 電気・信号・通信工事

電車が安全に走るための「電力供給」や「信号設備」「通信ネットワーク」も重要な要素。これらの整備があってこそ、新幹線は秒単位のダイヤで動けるのです。

5. 試運転と最終チェック

すべての設備が完成したら、実際に試運転を行い、安全性や快適性を最終チェック。異常がないことを確認して、ようやく開業となります。


夜間作業、過酷な現場…だけどやりがいは抜群!

新幹線工事の現場は、場所によっては山奥だったり、市街地だったり、地下だったりとさまざま。
また、列車の運行を止められない区間では、深夜の数時間だけが作業時間ということもあります。

体力的にもきつい現場ではありますが、「あの区間、自分たちがつくったんだ」と思える瞬間の喜びは、何にも代えがたいものです。
多くの人の移動と経済を支えている――そう実感できる仕事です。


新幹線工事の魅力とは?

  • スケールの大きさ:何百メートルも続く橋やトンネルをつくる醍醐味

  • 社会への貢献度:インフラ整備という、地域や国の未来を支える役割

  • チームの連携:各分野のプロが協力してひとつのゴールに向かう達成感

この仕事に「誇り」を持つ人が多いのも納得です。


最後に

新幹線工事は、表に出にくい仕事ですが、日本の交通インフラを根本から支える、とても重要な分野です。
私たちは、ただ構造物を作るのではなく、未来につながる“道”をつくっているという意識で、ひとつひとつの現場に取り組んでいます。

これからも、このブログでは現場の様子や裏側、働く人たちの声などを発信していきますので、ぜひお楽しみに!

 

 

 

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野口建設工業の建設日誌~橋脚工事~

皆さんこんにちは!
野口建設工業株式会社、更新担当の中西です。

 

今回は、

高速道路を支える縁の下の力持ち!

橋脚工事の仕事ってどんなことをしているの?

こんにちは!当社ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回は「高速道路橋脚工事」について、皆さんにわかりやすくご紹介していきます。

高速道路を利用するとき、どんな場所でも安全にスイスイと走れているのは、実は目に見えない多くの技術と工事が支えているからなんです。その中でも「橋脚(きょうきゃく)」というのは、高架橋や橋梁の“足元”を支える、まさに縁の下の力持ち。地味だけど、なくてはならない存在なんです。


橋脚って、なにをするための構造物?

橋脚とは簡単に言えば、橋を支える柱の部分
山間部や川をまたぐ場所、あるいは都市部の高架などで橋を支えているあの太くて大きな柱、あれが橋脚です。

この橋脚があるからこそ、私たちは地形に関係なく道路を直線的につなぎ、時間やエネルギーを節約できるのです。


橋脚工事の流れをざっくり紹介!

では実際に、橋脚工事ってどんなことをしているのでしょうか?
フレンドリーに、わかりやすく流れを追ってみましょう。

① 地盤調査・設計

まずは、橋脚を建てるための地盤調査からスタート。
その土地の地盤がどれくらい固いか、地下水はどの深さかなどをしっかり確認します。この調査結果を元に、安全な構造設計を行い、必要な材料や工法を決めていきます。

② 杭(くい)打ち工事

橋脚の基礎を支えるのが「杭」と呼ばれる縦の支柱です。
杭を地中深くまで打ち込むことで、地震や車の振動、風圧にも耐えられる安定した基礎を作ります。これがとにかく大事な工程で、**橋脚工事の“土台の土台”**とも言える部分です。

③ 鉄筋の組み立てと型枠設置

次に、橋脚本体の柱部分を作るために鉄筋を組み立てていきます。まるでジャングルジムのような骨組みですが、この中にコンクリートを流し込むことで、強固な構造ができあがります。

型枠と呼ばれる“枠”を外側に設置することで、橋脚の形もキレイに整います。

④ コンクリート打設と養生

コンクリートを一気に打設(流し込む作業)し、しっかりと固まるまで数日〜数週間かけて「養生(ようじょう)」します。天気や気温によっても硬化の進み方が変わるので、細かなチェックが欠かせません。


安全第一!現場ではこんな工夫も

橋脚工事は重機作業も多く、周囲への安全配慮がとても大切です。
特に高速道路付近や交通量の多い場所では、夜間工事や通行止めの調整もありますし、作業員の安全確保や近隣への騒音対策など、いろいろな配慮をしながら作業を進めています。


最後に:地味だけど“未来をつなぐ”仕事

橋脚は完成すると、コンクリートの柱としてそこにずっと立ち続ける存在になります。
誰かに褒められることも少ないかもしれませんが、その柱が**人の移動や物流を支え、地域と地域をつなぐ「未来の道路の一部」**になっているのです。

私たちの仕事は、見た目以上に責任が重く、でもやりがいも大きい仕事です。
もし道路や橋を見る機会があれば、ぜひその“足元”にも注目してみてくださいね!

 

 

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